入社後のキャリアパス
株式会社前田屋では、新入社員の皆さんの社会人生活のスタートとスキルアップを
下記をはじめとした研修でサポートしています。
◆新入社員研修(新卒対象:外部研修2泊3日)を全員受講。
◆適時、社内研修&外部研修を受講。
◆トレーナー制によるOJTを実施。
職種毎のキャリアパスも明確なので、各自目標を持って仕事に取り組んでいます。
総務・営業事務職のキャリアパス
【主な業務内容】
総務部が目指すのは、「会社全体のレベルアップ」です。
そのためには、網羅的で多能工なスキルが求められます。
前田屋の総務部は経営陣も含めた社内のすべての部署(営業・製造など)と関係を持つ、
社内で唯一の存在です。
各現場や部署の部分最適ではなく、社内全体を見渡して業務のスキマを埋めることで、
全体最適をはかり、効率的に全社目標を達成することが総務部の使命です。
「総務は何でも屋」のイメージは、間違いではありません。
総務部の仕事内容とは一般的に「その他の部署では扱わないが、会社にとって必要不可欠
な業務のすべて」。
非常に広範囲な業務に携わります。
なお、当社での総務は、「通販業務」の営業事務への比重が高いのが実情です。
【入社後に磨けるスキル】
事務の仕事は、業務を可視化し属人化を回避しながら、いかに効率よく進めることができるかが重要です。
そのためには、他部門のスタッフにも協力してもらえるように円滑な人間関係を築く人柄力が大切です。
※効率を求める基準を円滑な人間関係で使いこなすことが求められます。
< 社内のサービススタッフとしての役割 >
庶務業務、文書作成・管理、福利厚生など、企業活動を円滑に進めるための業務スキル。
< 全社のインフラ(事業基盤)&コミュニケーションのパイプ役としての役割 >
電話&FAX&WEB環境(情報通信技術)などのインフラの整備。営業や製造のバックヤードオフィスであると同時にパイプ役としてのスキル。
< 全社的活動の推進役 >
求人活動、外部研修の手配、新入社員の入社にともなう諸手続き、HPの企画運営、経営計画発表会の段取り、株主総会から、カジュアルな懇親会など、全社で行うイベントの企画運営を行うスキル。
【1年目〜3年目のキャリアパス】
1年目
目標 | 自己判断で担当業務が実行できる |
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具体的には? | 1日単位の仕事の流れを理解して、自分ひとりで業務が出来るレベルを目指します。 (職能要件 102.3点を目指します) |
期待するスキル | 「これは、どうしたらよいですか?」と上司や先輩の指示を待つのではなく「これは、〇〇なので、△△しようと思いますが、よろしいですか?」というコミュニケーションができることを目指します。 同僚や上司が何を望んでいるか、自分の周囲のことにも思考をめぐらせて仕事を進められるようになってください。 |
2年目
目標 | 実務推進者としての役割を担える |
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具体的には? | 1ヶ月単位の業務を理解して、適切に自己完結で仕事を遂行できるレベルを目指します。 (職能要件 203.7点を目指します) |
期待するスキル | 状況の変化に目配りして、臨機応変に調和のとれた仕事ができるようになります。 全体を俯瞰し、いろいろなところに目配り・気配りができる、拡散力をもった仕事ができるレベルを目指します。 |
3年目
目標 | 実務業務推進について責任を持てる |
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具体的には? | 1ヶ月先の仕事を先行管理して自ら計画を立て、提案や指示を出せるレベルを目指します。 |
期待するスキル | 業務の改善提案を具体的に数値目標も含めて提案できるようになります。 仕事のプロセスを周囲と共有できる基準を作ったり、来週は?来月は?など先のスケジュールを考えることで仕事の効率化を実現できることを目指します。 |
営業職のキャリアパス
【主な業務内容】
量販店(スーパーマーケット等)や食品の問屋などの取引先との商談や折衝を行います。
商品作りに活かすための売り場からの要望やクレームのヒアリングも大切な役割です。
【入社後に磨けるスキル】
自社の商品の魅力や製造から納品までの流れを理解するために、製造ラインや出荷業務に幅広く携わることで、会社の仕事全体を把握できるようになります。
営業職として売上・利益目標を達成するための論理的な考え方や行動力。
【1年目〜3年目のキャリアパス】
1年目
目標 | 海苔製造に関する基本的知識と自社商品についての知識の習得を目指す |
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具体的には? | 製造部門からスタートとなります。 |
期待するスキル | 海苔の目利きができ、海苔の相場感を養います。 製造設備、ラインとの関わりを通して自社の得意な「物造り」を理解します。 他社品との違いと比較において、自社商品の魅力を知り、お客様への提案力を養います。 |
2年目
目標 | 製造部門との打ち合わせ&営業担当との調整ができる |
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具体的には? | 営業事務として、出荷業務(ルート営業&配送)を遂行します。 |
期待するスキル | 競合他社について知ります。 既存の得意先と商流について理解することを目指します。 |
3年目
目標 | 営業=新規開拓営業ができる |
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具体的には? | 営業活動が本格的にできるレベルを目指します。 |
期待するスキル | 営業力の源泉である「質問力」と「知る力」を習得している。 新しい販路を自ら作り出し、営業構造をゼロから構築できるのがゴールイメージです。 |
製造部:生産管理職のキャリアパス
【主な業務内容】
海苔の製造ラインにおけるマネジメントを行います。 現場における安全・衛生管理、原材料管理、生産管理、品質管理、設備&機械_保守管理などの 業務を担います。より良い物造りに向けての不断の改善をマネジメントします。
【入社後に磨けるスキル】
当面は、管理者候補として、補佐的な役割を担います。将来的には、製造現場にあって、
業務改善(生産性、品質など)につなげるための思考力、行動力、スピード感、
そして変化に対応する機転などが求められます。
目標やあるべき姿を設定し、それを達成するためのマネジメント、および、管理者として
部下のマネジメント&リーダーシップ、そして取引先との折衝(交渉)能力を習得してゆきます。
海苔は「キツネ草」といわれるほど、目利きに経験がいる食材です。
その意味で、「職人」的なスキルも習得することができます。
【1年目〜3年目のキャリアパス】
1年目
目標 | 1日単位の製造を円滑にすすめるための段取りや、加工機械のセッティング、
原料&資材事前準備を自己判断で業務を担当ができるレベルを目指します。 また、生産管理にもとめられるマネジメント要諦の全体像の理解を目指します。 |
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具体的には? | まずは職能要件書に基づいて、基本的な製造ラインの作業を経験してもらいます。 そのうえで、各種商品の製造工程がイメージ出来て、生産計画に基づいた資材準備などを 行ってもらいます。また、生産ラインの段取りについて学んでゆきます。 また、2年目に向けて特にラインにおける板のり「供給」工程を重点的 (海苔品質グレードの目利き)に学びます。 |
期待するスキル | 「これは、どうしたらよいですか?」と上司や先輩の指示を待つのではなく
「これは、〇〇なので、△△しようと思いますが、よろしいですか?」という
コミュニケーションができることを目指します。 同僚や上司が何を望んでいるか、自分の周囲のことにも思考をめぐらせて 仕事を進められるようになってください。 |
2年目
目標 | 基本的なラインの段取りについて自己完結できるレベルを目指します。 また、自社設定の商品毎の品質グレードが理解できて自己判断で選別ができるレベルを 目指します(海苔の目利き)。日々の生産計画の立案について要諦を学びます。 |
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具体的には? | 産地から仕入れた海苔の選別やグレード登録などの補助的業務に携わりながら
海苔の〝目利き“について学んでゆきます。
また、①原材料_グレード別在庫数の管理ならびに適正なグレード変更、
②原材料_保管場所別在庫量の管理ならびに適正な移動(鮮度維持:本社適正在庫)、
③原材料_使用順位の優先と品質のバラツキの最小化などに取り組んでもらいます。 生産計画および、その達成率、ロス率などマネジメントに必要な数字の把握と理解に 取り組みます。 |
期待するスキル | 1年目で習得したラインの段取りに加えて、自社基準については的確な選別ができる 海苔の目利きを習得してゆきます。必要な報告・連絡・相談が誰に、 どういうタイミングで必要か理解できて、重要なことについてはダブっても 「飛び越えても」徹底してゆけるようになってください。 |
3年目
目標 | 食品製造における関連法規の知識を習得。 生産計画について立案&実践(月間、週間、日時、各単位での人員配置など)。 また、必要な副資材の適正な在庫および発注管理。 生産管理システム(製造日報、原価管理etc)への理解。 いよいよ管理者候補としての業務推進が自己完結できるレベルを目指します。 |
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具体的には? | 日々の生産計画を立案&実践してゆきます。 また、商品仕様書や商品マスター登録などについても作成してゆきます。 また、生産管理システムについて製造関連だけでなく営業関連も活用してゆきます。 資材発注にあたっては商品毎に販売実績や推移、営業情報をもとに最小コストを 目指した取引先との折衝(交渉)を実践してもらいます。 |
期待するスキル | 法令遵守のための基本知識(JAS法、食品衛生法、健康増進法etc)。 生産計画を理解した臨機応変な行動、品質基準の理解。 そして、他の課員の報告・連絡にまで意識があり、 自分から必要な報告・連絡を収集する積極性をもってください。 「人は信じても人の行為までは信じない」という詰めの厳しさを習得してください。 |