【海苔屋で働く女子のつぶやき】 海苔の等級
そろそろ、桜の時期ですねー(*ˊᵕˋ*)
早咲き桜なんかは、もうすでに見頃だそうです。
早くお花見がしたい!!(笑)
こんにちは、
毎年桜が咲くのをとても楽しみにしている
前田屋スタッフのかずみです!!
さてさて突然ですが、新入社員として春夏秋冬と海苔屋さんに勤めて
初めて知った事が有ります!!
それは…
“海苔には等級がある。”という事です!!
(海苔が好きな方、あるいは海苔に携わっている方は
当たり前の事かも知れないですが…笑)
私、かずみは海苔に関しては全くのド素人。
正直言って、前田屋で働くまで、海苔は全て同じだと思ってました。
ですが、この一年間で海苔に携わる仕事、
海苔の入札で仕入れた海苔の登録の仕事だったり、
品質チェックの為に前田屋の工場から回ってきた
色んな産地、色んな等級の海苔の試食をして、
海苔には等級が有って、
その等級によって味が違う事を知りました。
例えば、前田屋通販部門「安芸郷」で現在販売中の
『まる華のり』。
この商品は、海苔の〇(まる)等級というものを商品にしたものです。
有明産の一番摘みの、特に若い芽だけを使って出来た海苔で
等級の名前の通り丸い小穴がポツポツっとあいた特徴の海苔です。↓
なぜ小穴があくかというと、若いと生きが良いので
海苔を乾燥させる段階で
芽同士が引っ張り合って隙間が空く為だそうです。
私も実際に食べましたが、
袋を開けた瞬間からふわ~っと、
海苔の食欲がそそられる様なとても良い香りがして
サクサクとした歯切れや口どけが良い商品です!!
その他に〇(まる)等級以外にも
『優等』『一等』『二等』『三等』『四等』という等級や、
海苔に厚みがあるもの…『重』
海苔一束の重量が一定の重さ未満のもの…『軽』
海苔に縮みがあるもの…『縮』
あおのりが一定の量以上混入しているもの…『混』
などなど…
他にも色んな等級があります。
海苔は天産物です。
なので、一つ一つどれをとっても同じ物は無く、
海苔は、海苔が育った海の
「天候」
「環境」
「採った時期」
等の様々な条件によって
味や、厚い薄い固い柔らかい等の食感に微妙な差異が出るそうです。
海苔の等級は、その色んな条件の中で採れた
海苔の状態によって付けられるとの事です。
海苔を買う際、
どの等級を使っている、というのは分からない事が多いですが、
色んな海苔を食べて自分の気に入った海苔を探す、というのも
面白いかもしれないですね!٩(ˊᗜˋ*)و
以上、かずみでした。
ありがとうございました!