子どもへのまなざしを読んで
気づけばあっという間に本帰国してから3ヶ月。
娘は1才8ヶ月に。
最近のむすめ。
とにかくお外遊びが大好きで、砂場で手を沢山使ってほったりすくったり。
あとはお買い物好き。さすが女子。
コンビニとかに入ると、かごを持ってどんどん品物を入れる…これを元に戻すのが毎回大変な作業。
最近は梅雨で雨が多いので、「傘」の楽しさを知ってしまい
大人の傘を振り回しながら(危ない)「あめ!あめ!」と叫んでいます。
あと、アンパンマンが好きすぎる。
アンパンマンを見つけるとすぐに「アンパンマン!」
え、どこに?という感じなのですが、アンパンマンを見つける能力?がすごくて、
本当に小さい看板とか、スーパーの商品でアンパンマンがあるとすかさずキャッチ。
でも、こうして意識してみると世の中にアンパンマン商品てなんて多いんだろう…
スーパーのコーナーで注意してみると、加工食品とか必ずといっていいほどアンパンマンがパッケージのものがあって。
さすが子供の気持ちをつかんでいるなぁーと。
アンパンマンがひきつける魅力って何なんでしょうね。
この時期の子供って本当にスポンジのように色々なことを吸収していくようで、
日々新しい言葉や行動をするようになるのが見ていて飽きません。
この頃は、「とにかくママの真似をしたい!」という意志が強くなってきているようで、
最近は
「今からママお洗濯やるんだ。手伝ってくれる?」と言うと
「うん」 または 「いーよ」
と応えてくれ、教えた通りにハンガーにかけた衣類を定位置に置いてくれたり。
私もたくさんほめるし、新しいことができたという喜びが大きいみたいです。
娘が私のお手伝いをしてくれる、というのはとても嬉しいです。
ですが、このところ自我が強くなってきて、娘が強くて私がどう接したらよいか分からなくなってしまったのと、
なんだか「自分の時間がない」と究極的に思い詰めてしまい、イライラしてしまって
娘がいうことを聞かないと私も怒って娘に当たったりしてしまって
私、子育てに向いてないのでは…?と思うところまできてしまったので
これはまずいなと思い、この本を図書館で借りて一気読みしました。
子どもへのまなざし
有名な育児書ですよね。
娘が生まれる前に、お友達が貸してくれて簡単に読んではいたけれど、実際に子供が生まれてから感じることは違うので
今回また一から読み直し。
この本を読むごとに、今の私の痛いところをグイグイ掴まれるようで…うう、胸がいたい
でも共感することが本当に本当に沢山あって、スッと納得しました。
この本が1冊を通して伝えていることは、
「乳幼児期が人格が決まる一番大事な時期で、その人の基礎が決まるとき」
だからこそ、
「とにかく子供の要求や期待にこたえてあげること」
これにつきるのだそう。
人を信頼し、生きることに自身を持つこと、そのためには小さい頃に自分の望みを周りの人から
十分に満たしてもらえたという実感が必要だと。
え、今の娘の要求や期待にこたえるって、全部!?って感じなのですが
「大きくなってからよりも、小さい頃の要求のほうがよほど単純で簡単」
たしかに。
だから、過干渉は良くないけれど、過保護というのは全然良いんだそうです。
そしてぐっとささったのが、
「現代は多くのことが自由になって、子供が思い通りにならないとイライラしたりする。
昔は不自由なことが多く、育児が思い通りにいかないくらいでイライラはしなかった。
育てるということは、”待つこと”。
子供に対して、ゆっくり待つから心配しなくていいよ。という気持ちで。
育児に失敗があるとしたら、多くは”いそぎすぎ”。
次に”手を抜く”。
世の中の育児書よりもちょっとゆっくりめでいい。
それが当たり前。
たえず子供を見守ること。そしてそれを楽しめることが大事。」
これを読んで、とにかくあたたかい、穏やかな、子供がどんな状態でも「大丈夫だよ」
と思えるような、そんな大きな気持ちでいることが何より大事なんだなって思いまして。
言うことを聞かなかったり、忙しい時に何かを要求してきたり、
そういった1つ1つの子供のサインを、私はちょっと適当に返してしまっていたかな。
と思って、ここ数日、少しではありますが、娘が求めてきたことに対して少し丁寧に対応をするようにしました。
ちょっと全て要求通りに行動してみようと思ったら、24時間足りないなと思ったからぜーんぶは無理だけど…可能な限りで。
娘のいまを全て真剣に受け止めるのは大変だけれど、
でもこの本に書いてあった「ママはゆっくり待つからね。見守るからね」という温かい気持ちを持つように心がけたら
イライラする気持ちも自然と収まるような気がして。
娘の行動に一喜一憂するのではなくて、それを大きく受け止めるような包容力ね。
まだ人として成長しきれていないけれど、娘に成長させられるなぁと感じます。
たまには育児書を読むのも良いなと思いました。
シンガポールで暮らしてみよう
買い物カゴを持った後ろ姿がかわいくてたまりません。
大人の真似をしたがったり、自我の芽生えの時期はなかなかこちらの思うようにいかず、ついイライラしてしまうことも多いですよね。「ゆっくり待つから心配しなくていいよ。」この気持ちを忘れず、子どもたちの成長を見守っていきたいです。